マルセイユで悩むブタ。：everything in moderation：SSブログ

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マルセイユで悩むブタ。　[フランス] [編集]

フィレンツェからの夜行バスで南仏マルセイユへとやってきた一匹のブタ。。。僕ですが、着いたのは朝8時過ぎくらいでしたか、バスターミナルはサン・シャルル駅のすぐ隣にありました。バスターミナルのオフィスをちょっと覗いて高速バスやユーロラインズの路線を確認した後、駅にも行きました。

大きな駅だったので、「Ｔ・Ｇ・Ｖ！、Ｔ・Ｇ・Ｖ！！」などと浮かれて中に入ってみたのですが、何やら人があふれて物々しい様子。ストが行われてるようでした。時刻表や料金をちょろっと調べてみましたが、人は多いは駅員のフランス語は速くてわからんはで早々に退散。街に出て坂を下り海を目指します。

マルセイユの旧港はこのように魚を売ってるおじさんがいたりして地元の人達が多かったです。

マルセイユと言えばブイヤベースが名物料理ですが、貧乏旅行の僕は食べるのを我慢して（無理だったとも）坂を上がって行き、丘の上にあるノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂へ。トップの写真は丘の上から地中海を眺めながら撮ったものです。

丘の上で座り込み、何やら考え込むブタ1匹、、、僕でしたが、何を考えてたかというと次の行き先でした。予定ではこの後エクス・アン・プロヴァンス、アヴィニョン、アルルなど南仏の町でゆっくりしてと思っていたのですが。。。

前夜のバスの中、車中から眼下に見えたモナコの夜景。学生時代に移動しまくりの旅行の記憶が思い出されました。その時と比べてこの時の旅行は夜行の利用は少なく、少し物足りないっちゃ物足りないなぁ。。。などと。

イタリアでゆっくりしてくつろげた、というのも影響してたのかもしれませんね。反動、というか。

「むっ！ルカワ！！。。。」

この時、なんでこの旅行に来たのかもう一度思い出してみました。

目的としてまず、東欧の行きたい所に行ってみること。次に独学で少し勉強したイタリア語を旅行で使ってみたいということ。そして同じくフランス語もどうだろうか？（これが1番不安）ということだったはず。

ならこのまま南仏でサバイバル会話に挑戦しろよ、このブタって思われるかもしれませんね。でもそんなことを考えてる時あることに気付いたんです。

確かにイタ語、フラ語、共に勉強したけど、1番時間割いてたのは。。。だよな！！と。そして浮かんできたバスターミナルで見たあの行き先。。。

海外なんて次いつ来れるかわかんないし（現にこの時以来行けてないです）。。。

「うん、行っちゃいますかあの街へ！！行かなきゃ後で後悔するもんな、絶対に！」ということで決意を固めたブタが1匹、転がるように丘を降りて行きました。

ちょっと長旅になることがわかっていたのでこの後、パリでも重宝したスーパー、ＭＯＮＯＰＲＩＸで食糧を買い込んだのですが、これはその近くにあったお店です。地元のサッカーチーム、オリンピック・マルセイユのグッズがたくさんありました。中田浩二はこの時はもういなかったんでしたっけ。でも左下の写真にはまだ写っていましたよ。

その後国際線のみ搭乗可のユーロラインズのパスを提示して席をとり、15時過ぎのバスに乗り込みました。

「南仏はいつかまた来れるさ。。。そう、もっとおとなになった時に。。。」と思いながら。（もう十分おっさんです。）