真夜中の太陽。 [フィンランド]
7月4日、フィンランドのイナリ湖畔。
午後5時発の欧州最北端、
ノールカップ行きのバスに乗る時間が迫って来ていました
当初はここイナリまで来た時に降りたバス停、
ホテルイナリの前から乗ろうとしていたのですが、
時間に余裕があった為、
もう少しこの涼しげな湖畔を歩こうと、
この日の午前中見学した「Siida」という施設の前にあるバス停へ
イナリの街で一番大きな観光施設ですからね。
建物の前にはこんな立派なバス停がありましたよ
、、、
、、、
ちょっとひと気が無いのが気になりましたが、
ここでバスを待つことにしましょうか
、、、
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もうそろそろバスの到着時間ですが、、
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ちょっと道を戻って様子をうかがってみようかなと、
歩き始めたその時でした、、
グオゴゴゴ!!と怒涛の勢いで走り去るバスの姿が
、、、
「うそでしょ?」と思わず言葉にしていましたが、
まぎれもなくそのバスは乗ろうと思っていたノールカップ行きのバスでした。。
北へ走り去るバスを見送って、
一体これはどういうことなんだとバス停をいろいろ見ていたところ、、
このような地図を発見しました
わかりにくいですが、Siidaは2と書いてある所、この時いたバス停もそこにあります。
しかしバス停を示す×は敷地の外の道路沿いにあります。
そこに人がいたら止まるって感じのバスの標識が行ってみたらありましたが、
この立派なバス停はなんなんでしょうね。。
、、、
SiidaのHPを見てみた所、どうやら毎週水曜日にイヴァロ、サーリセルカへのチャーターバスがあるとのこと。。
それのバス停なんでしょうか。。
とにかくイナリを訪れることがもしございましたら、
おとなしくホテルイナリの前でバスの乗り降りをすることをお勧めします(←普通はそうしますw)
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と、いうわけで、
一日一本のバスに乗れずにそのままちょっと前まで荷物を預けていたお店へ
「スイマセン、今晩泊めてください。。」と店番をしていた日本から留学中の女の子に話かけたら、
「え?!どうしたんですか!!」ってビックリされてましたね、やっぱり(笑)。
、、、
事の顛末をお話し、
お店の2階にあるホステルに泊めてもらうことになりました。。
お店まで戻る途中でこの後の事を考えていたのですが、
結構簡単に答えは出てしまいました。。
今回はノールカップへ行くのをあきらめ、
次の日にはロヴァニエミへ南下する。。。
それが短い時間で考えた今後の方針でした
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この旅行、最大の目的であったはずのノールカップ行き、
なんでこうも簡単にあきらめたかと言いますと、旅程の問題ですね。。
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次の日行くとなるとまるまる一日無駄にしてしまうことになる。
そしてノールカップでの滞在時間は帰りのバスが出るまでの2時間程しかない。。
ということを考えたら意外とあっさり結論が出てしまいました
まぁ、ようは白夜が体験できればよかったわけですから、
このイナリでの沈まない太陽を期待することといたしましょう
、、、
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とはいえ、
この時点で午後6時、
夜中の12時にはまだ6時間もあるということで、、
前の日泊まった「villa lanca」でクロスバイクを借りちゃいました
黄色い車体から、
即座に「カレクック号」と命名。(←思考回路?w)
次の日の朝まで10ユーロという良心的な価格で借りることが出来ました
さあ、クック号の出動です(←名前をどうにかしてくださいw)
鍵が付いてなかったので旅行に持って来ていた自転車用のロックを荷物から取出し、
イナリの街を走り出しました
イナリ湖畔にはやはりこのようなキャンプサイトや、、
このようなコテージなどが多く見られましたが、
その他に、、
こんな標識もあるとおり、
野生のトナカイもいるはずなのですが、、
、、、
イナリに来るバスの中からは道端にいるのを見ることが出来たんですが、、
フンらしきものもあるんですが、
なかなか見つかりません
「トナ、どこにいるんだい、トナ?」などとつぶやきながら、
イナリの街を走り回ったのですが、
結局トナカイには遭遇できませんでした
ホテルイナリの前に戻った時にはこの時間
さすがに強い日差しの中3時間もサイクリングしたら疲れますので、、
ホステルへ戻り、
土産物屋さんで買ったトナカイのサラミをつまみに、
ビールをいただきました
、、、
、、、
午後10時を向かえるあたりで再びホテルイナリに向かうと、、
ちょうど一日前にサーリセルカから乗ってきたバスが到着するところでした
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うーん、前の日は天気が悪かったんでわからなかったけど、
この時間でも十分明るいんですね
、、、
ということで、
後はゆっくりビールでも飲みながら、
夜中の12時を待つことにいたしましょう
、、、
、、、
11時半近くになりました。
まだまだ夕方といった感じです
これはもう大丈夫じゃないでしょうか。。
ついに夜中の12時を迎えました
って、
時計を映してたら太陽が見えてないじゃないですか
イナリ湖畔にちょっと沈みかけてはいましたが、
この時間でも沈まぬ太陽、目撃することに成功いたしました
この時間が真夜中だっていうだけで、
いつもと変わらない夕日でも神々しく感じるのは気のせいなんでしょうか。。
かなり陽が傾いてますんで、
クック号を引くわたくしの影もこんなに伸びておりました
これはホステルに戻り、キッチンから眺めた外の様子
太陽の方向に向いてガラス張りだったので、
ここからでもゆっくりと沈まない太陽を見ることが出来ました
太陽はこの後もすれすれの所を平行移動
そんな太陽を見ながら再びビールを
、、、
この時向かい側には日本人の女の子と同じようにこのホステルで寝泊まりし、
「villa lanca」でお手伝いをしているというイタリア人の女性がいたのですが、、
、、、
宿に戻った際、シャワー上がりの彼女が手にしていたのがなんとわたくしが買っていたビール
一瞬「え?!」って思いましたが、
4本入りので1本飲んだまま共用の冷蔵庫に入れていたんだから、
まぁしょうがないですよね
ちなみにそんな彼女、
この日の朝に宿のお客さんであるわたくしに朝食をサーブしてくれた方でしたけど(笑)。
いろんな話などもしながら窓の外を眺め続け、
気付いたら午前2時過ぎ、
少しずつ太陽も上がり始めたということで、、
このままじゃ寝不足になってしまうと部屋に戻り、
床に就いたのでありました
、、、
ということで次回に続きます
黄色い自転車とくれば、カレクック号ですよねw
わたくしもそう命名すると思います^^
銀色だったら将軍号とか。(←もうなんでもアリですねww)
真夜中なのに太陽があると、寝ることを忘れてしまいそうですね^^;
igaさんのことだから、クック号で一晩中トナwwwを探すもんだと
勝手に思ってしまいました^^;
しかしながら沈まぬ太陽によるクック号の影のノッポさには
ゴンタくんもビックリすることと思います。
太陽の平行移動かぁ、なんか不思議な光景ですね^^
サラミとビール、いいですね!
最近サラミは登山でも持っていきます^^
おにぎりのおかずに最高ですよ。(←普段の生活にはない組み合わせです^^;)
by てぷこだん (2012-08-25 18:49)
てぷこだんさん、コメントどうもありがとうございます!!
お返事遅れて申し訳ないです^^;
黄色い自転車、やはり団長もクック号と名付けられますかww
銀色だったら将軍号w
わたくしも自分の青いチャリを最後までロビン号と名付けるかどうか悩んでいたことを思い出しました^^
真夜中にある太陽、そうなんです、いつ寝ればいいかタイミングが計りづらく、案の定寝不足に。。
トナさん探しの続きは実は次の日の朝おこなったのですが、それは次回の記事で明らかになると思いマッスル(←無駄にもったいぶりやがってw)
ノッポさんな影の伸び、自分の影でビックリするなんて思ってもいませんでしたよ^^;
太陽の平行移動、不思議な感覚でした。。
でもこの場所だと毎年の事、普通なことなんだって思ったらさらに不思議時空が発生いたしましたw(宇宙刑事シャイダーよりww)
サラミとビール、うまかったです!!
登山にもお持ちとなると、あの山やあの山にもお持ちだったんですね^^
おにぎりのおかずですか、大量に汗をかく夏山登山にはピッタリなのかもしれないですね!
by iga (2012-08-29 22:00)