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グルバビツァ。 [ボスニア・ヘルツェゴビナ]

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トロリーバスに乗り[電車]

ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦側にあるサラエボの旧市街の中心、

バシチャルシャ近くの終点へ向かう途中、

サッカースタジアムの前を横切ったので思わずパチリとしたのですが[カメラ]

、、、

実はこのスタジアム、

元日本代表のイビチャ・オシム監督が選手、そして監督としてのスタートを切った、

FKジェリェズニチャル・サラエボというサッカーチームのホームスタジアムで、

グルバビツァというこの地域の名前がついたスタジアムだそうでございます[サッカー]

、、、

現在チームの監督はオシム監督の息子さん、元ジェフ千葉監督のアマルさんが務めていて、

オシム監督はこのグルバビツァという地区が生まれ故郷だそうだとか。。

、、、

、、、

オシム監督がサラエボ出身とは存じてましたが、

ここまで詳しく知ったのは実は最近のことでありまして、、

、、、

ということで、

この地区を歩いたり、スタジアムへ行ってみたりということは、

残念ながらしておりません[ふらふら](←似非サッカーファンですw)

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トロリーバスの終点は、

第一次世界大戦が始まるきっかけとなった「サラエボ事件」が起こった場所に近い、

ラテン橋という橋まですぐの場所でしたのですが、、

そちらとは反対側に目を移すと、、、

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日の丸が掲げられたこちらの建物が[ひらめき] 

、、、

在ボスニア・ヘルツェゴビナ日本大使館なのでございましたが、

ここの前に立った時、

1999年にサラエボを初めて訪れた時のほろ苦い記憶を思い出しておりました[台風]

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1999年9月、夜行バスでクロアチアのザグレブから連邦側バスターミナルへ到着後、

街へ出たのですが、この時バスの中で偶然出会った日本人カップルさんとご一緒しておりました[くつ] 

3人ともその日の夜に夜行バスでベオグラードへ抜ける予定だったのですが、

困ったのはバスターミナルや駅に荷物預かり所が無い事で、

街の中心にもまだまだ紛争の傷が残る中、大きな荷物を持ち歩くのは不安でございました[バッド(下向き矢印)] 

、、、

わたくしと同じ大学に通っていたカップルの男性の方は、かなり行動力がありまして、、

紛争中ジャーナリストの拠点となっていたホテル、ホリデーインなどに荷物の預かりを交渉するも

断られるなどする中で、、

最後にダメ元でと訪れたのが日本大使館でした(当時は駐在官事務所だったそうです)。

、、、

当然、大使館をそのように利用するのは常識外れだとは分かっていたのですが、

そんな非常識なお願いに「ホントはそういうことはしていないけど、ここが開いてる時間中ならどうぞ」と、

受け入れて下さった当時の駐在官の方々には本当に感謝、感謝でございます[ぴかぴか(新しい)] 

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そして、11年振りに訪れたこの時、

、、、

「あの時はクソガキどもが無理を言ってスイマセンでした[ちっ(怒った顔)]、ホントにどうもありがとうございました。」

と、心の中で強く思って大使館の前を後にしました[くつ](←ただの不審者のような気が^^;) 

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ラテン橋の所までやって来た時にはだいぶ日も傾いていました[晴れ]

、、、

この日は朝の8時にベオグラードを出たのにサラエボの中心に着いたらこの状況、

ということはかなりの時間をバス移動に費やしていたんですね[バス](8時間程だったみたいです)

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この後、ここから3,4分のところにある、

Hostel City Centerというホステルにチェックイン、

荷物の整理などをして、街の散策に出かけました[くつ]

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旧市街の中心、バシチャルシャ(Bascarsija)の広場でございます[ぴかぴか(新しい)]

真ん中辺りにある建物にある蛇口からは水が出ておりまして、

人々や鳩達の水飲み場となっております[たらーっ(汗)]

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こちら、ガジ・フースレフ・ベイモスクというモスクの前にも水飲み場がありました[たらーっ(汗)] 

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このようにバシチャルシャはイスラムな雰囲気が強く感じられる地域ではございますが、、

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他にも多様な宗教施設が近い所に並び合っているという、

宗教、文化が混ざり合った独特の雰囲気を感じられる場所でございます[ひらめき]

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こちらの道の手前側には古いセルビア正教会がございましたし(閉まってました[もうやだ~(悲しい顔)]

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この通りを歩いて行くと[くつ] 

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日本のアイドル、キンキな堂本さんもいらっしゃいましたし、、

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似てないですかね[わーい(嬉しい顔)](←ふざけ過ぎですw) 

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こちらの近くにはシナゴーグ(今はユダヤの博物館だそうです)もございまして、、

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なぜか建物よりも近くにいた野良犬の写真を撮ってしまっているのですが[ふらふら](見えますでしょうか^^;) 

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そしてこちらがカトリックの大聖堂になります[ひらめき]

、、、

本当に近い場所に多種様々な宗教施設が並んでおりまして、

多民族・多宗教が混ざり合うサラエボを象徴する場所となっていますね。。

、、、

旅行者にとって、穏やかに見えたこの街の様子はとても魅力的に感じられるものでした。。。

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こちらは連邦側バスターミナルや駅へと続く大通り、

チトー通りの入口にありました永遠の灯という聖火でございます。

第二次大戦中、チトー元ユーゴスラビア大統領率いるパルチザンがサラエボを解放した事を記念し、

戦中の犠牲者を偲んだものとなっているそうですが、

聖火前の記念碑の文章は、その後の内戦終結後に書きかえられたそうです。。

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そのまま散策を続けていた時、、

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こちらの標識に一瞬のうちに反応し、

思わずパチリとしていました[カメラ]

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osim、、

なんでしょう、やはり禁止的な意味なのでしょうか[位置情報] 

、、、

そういえば、今回のタイトル、

オシム監督の故郷、グルバビツァ(Grbavica)を舞台にした映画が2006年に公開されました[映画]

「サラエボの花」という邦題でDVD化もされ[CD]

同じ監督の最新作「サラエボ、希望の街角」という映画も今年公開されているそうでございます[ひらめき]

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今回も長々とお読みいただきどうもありがとうございました。。

次回もサラエボでのお話、続きます[モータースポーツ]


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コメント 4

お茶屋

石畳な感じが、どれも素敵なワンシーンですね〜♪
by お茶屋 (2011-05-11 09:59) 

Cedar

いわゆる西欧、とは違う陰影のある風景、深いい(TV番組のパクリ)ですね。
by Cedar (2011-05-11 19:33) 

boomie

お茶屋さん、コメントどうもありがとうございます!

旧市街のバシチャルシャという地区、
このような石畳な感じでとても良い雰囲気でした^^
by boomie (2011-05-15 12:33) 

boomie

Cedarさん、コメントどうもありがとうございます!

そうですね、ここの街並みはイスラムの文化が色濃く出ている所もありますし、いわゆるヨーロッパというイメージとは違った風景に感じられますよね。
by boomie (2011-05-15 12:41) 

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