スルプスカ共和国。 [ボスニア・ヘルツェゴビナ]
セルビアの首都、ベオグラードを出発したバスは、
国境を越えボスニア・ヘルツェゴビナに入国
のどかな風景の中、首都のサラエボ(Sarajevo)を目指し走って行きました
車窓から見る風景は豊かな自然、牧草地と、
以前この逆のルートを夜行バスで通った時には想像もしていなかった景色で、
イメージとのギャップに驚きながらも、
「あぁ、やっぱりバールからベオグラードも昼間に移動すれば・・・」などとちょっと後悔しておりました
旧ユーゴスラビアの解体からボスニア・ヘルツェゴビナの内戦、
アメリカ、デイトンでの和平合意から現在に至るまで、、
詳しく書くと長くなってしまいますので割愛いたしますが、
現在のこの国の状況は、、
ボシュニャク人(ムスリム人)、クロアチア人を中心としたボスニア・ヘルツェゴビナ連邦と、
セルビア人を中心としたスルプスカ共和国という2つの主体から構成される1つの国家として、
それぞれ領土の51%、49%を治め、
独自の大統領、政府を有するなど高度に分権化されているといった状態で(wiki及び外務省HPより抜粋)、
和平合意から15年ほどたったとは言え、
まだまだ情勢が安定してるというわけではないそうでございます。。
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途中、停留所で少し休憩
このように湧き水がございましたので、、
ペットボトルにお水を補給
山間部にあるこの辺りは雪が積もっている所もありまして
冷たくておいしいお水でございました
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ボスニア・ヘルツェゴビナという国家の中にある2つの構成体、
ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦とスルプスカ共和国、、
そのどちらも形式上はサラエボを首都としておりますので(スルプスカ共和国の実質的な首都はバーニャ・ルカ)、
サラエボの街の中もその線引きがされている、
ということになります。。
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一つの街が二つに分かれているというと、
かつてのドイツのベルリンを思い起こしてしまいますが、
特に往来が制限されているということはないようで、
外国からの旅行者には一見してわからない境界線があるという感じでしょうか。。
とはいえ、
旅行者にとって身近なバス移動をすると、
その状況を少し理解することができました
到着したサラエボのバスターミナル
寂しい感じのバスターミナルでございますが、、
こちらはスルプスカ共和国内のバスターミナル(東サラエボバスターミナル)、
セルビアやスルプスカ共和国内の各都市とのバスが発着するバスターミナルで、
クロアチアや西欧各地などと結ぶ便が発着するボスニア・ヘルツェゴビナ連邦側のバスターミナルからは、
かなり離れた場所にございます
サラエボの中心、連邦側へは、
バスターミナルからこちらの方向(北)へしばらく歩いて行った所から発着する、
103番のトロリーバスで行くことができます
途中のパン屋さんでこちらのハムとケチャップ入りのパン(1マルク)を購入、
食べながら歩いて行きました
こちらがそのトロリーバスの乗り場です
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切符売り場で切符を買った後(1,6マルク)
トロリーバスに乗車、
車内に備え付けの手動の改札機で切符を有効化して(差し込んでレバーを手前に引く感じでした)、
終点まで乗って行ったわけでございますが
、、、
最後にこの日、景色を見ながら聞いていたこちらの曲を貼りつけまして、
次回に続きます
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